院長ブログ

歯科矯正治療・矯正歯科治療って?①、②

こんにちは。守口市 泉田歯科医院 歯科医師 院長の泉田です。毎日厳しい暑さですが皆様お元気ですか?

歯科矯正治療

現代社会において、より良く生活したい。そのためにには、口と顔に働きといったものはひじ用に大きな要素となります。食べる楽しさ、言葉や表情を交わすことによる社会的、心理的な充実感の獲得など、口と顔の健康は、より高いQOL(Quality of Life=クオリティオブライフ)の獲得に大きく影響するものと思われます。なかでも、美しく、健康的で機能的な口元や歯並びは、衆人の憧れであると思います。この憧れはいろいろなアプローチによって、相当な確率で達成できるようになってきています。歯並びをなおす、すなわち歯科矯正治療もその手段のひとつです。

矯正治療って、どのようなものだと思われているでしょうか。見た目にもグロテスクな装置をつけて何年もかかるものと思われているでしょうか。

矯正治療は、ここ数十年の間に器具や技術などの点で、大きく進歩してきました。治療のメカニズムも、以前は歯だけ動かすことが中心でしたが、現在では、顎まで動かす、あるいは治療することにより、顔の中での口や歯並びをよりバランスの取れた機能的な状態に改善することができるようになってきています。また、口の周りの筋肉や舌の訓練といったことにも注意が払われるようになってきています。

しかし、人の歯の動く速さや顎の成長といったことは変わっていないので、治療期間が昔に比べて劇的に短くなるということはありません。もちろんずっと効率的にはなってきています。人それぞれ条件も異なります。もし、矯正治療を受けたいとお考えでしたら、一度かかりつけの歯科医院の先生や専門の先生に相談してみることをお勧めします。

歯科治療って?①

今、もし矯正治療を行いたいと思われている方、その理由は何でしょうか?一般的には、見た目が気になるという「審美的な理由」と、しっかりと食べ物を噛みたい、あるいはうまく発音できるようにしたいなどという「機能的な理由」から治療を希望する方に大きく分けられると思います。「審美的な理由」の場合、その基準に絶対的なものはありません。もし、あなたが八重歯だったとします。しかし、あなた自身がなったく気にならず、何の不都合も感じておられないとしたら、矯正治療をしなければならないということはないのです。

しかし、見た目に八重歯が気になり、きれいに並んだ歯、きれいな口元を望まれておられるのでしたら、矯正治療という方法があるのです。一般的にきれいな歯並び、正しい嚙み合わせは機能的にも優れていると言えると思います。最近では「機能的な理由」のために、矯正歯科治療をされる方が多くなっています。

それでは「機能的な理由」って何でしょうか。簡単に言いますと、食べ物をうまく噛むことができない、正しい発音することができない、自分では口を閉じているつもりなのにいつも開いているなど、生活する上で何らかの支障を感じられている場合になると思います。

もちろん、生まれつき歯の数が足らないなど、機能的な問題がある場合、人それぞれ程度も要因も異なってきます。全く同じ人は2人とないと言えるほどさまざまなケースがあります。それ故、その方に合った治療が必要になってきます。そのために、しっかりとした検査と診断が必要なことは言うまでもありません。次の②では、もう少し問題点を掘り下げてみたいと思います。

矯正歯科治療って?②

①で、矯正歯科治療を受けたいと思われている方々は、「審美的な理由」と「機能的な理由」から治療を希望する方に大きく分けられるのではとお話ししました。

矯正歯科治療は簡単に言いますと、見た目と機能、この両方の悩みを解決する治療であると言えるとおもいます。それでは、具体的にそれそぞれどんな種類の「不正咬合」(歯並びが悪いこと)があるのでしょうか?

主に審美的に問題となる不正咬合

  • 「上顎前突」=上の前歯が大きく前に突き出た噛み合わせ。
  • 「反対咬合」=受け口のことで、舌の前歯が上の前歯より前にでている噛み合わせ。
  • 「叢生」(そうせい)八重歯や乱ぐい歯の事で、歯並びがでこぼこの状態。
  • 「成虫離開」(せいちゅうりかい)=左右の前歯の間が空いてすき間のある状態。
  • その他=左右の顎の大きさが大きく異なるなど。

主に機能的に問題となる不正咬合

  • 「開咬」=奥歯を咬み合わせても、上下の前歯が嚙み合わず、開いたままの状態
  • 「過蓋咬合」=上の歯が下の歯に大きく覆いかぶさった状態
  • 「交叉咬合」=上下のかみ合わせが左右にズレている歯並び

こうした例があげられます。ただ、以上述べたものは不正咬合の主なもので、ほとんどの人の場合、いくつかの問題を併せ持っておられることが多く見られます。

その程度もさまざまで、たとえば骨格に問題があるのかないのかで大きく治療方針が異なってきます。それ故、あなたが今何を一番気にしておられるのかを十分お知りになったうえで、矯正歯科治療を始められることをお勧めします。

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