歯の豆知識

子どもが歯医者を嫌がるとき

こんにちは~。 お子さんの歯医者嫌いを克服するためどのように考えたら良いでしょうか?ご参考にしていただければ嬉しいです♪

子どもが歯医者を嫌がるとき

「歯医者さんに行こう!」と誘っても、首を横に振る子ども。多くの親御さんが経験する、悩ましい状況ではないでしょうか。

子どもにとって、歯医者さんは、明るいイメージの場所とは言い難いようです。見慣れない器具や機械の音、そして口の中を触られることに対する不安など、歯医者さんを嫌がる理由は様々です。

■歯医者さんを怖がる理由

子どもが歯医者さんを怖がるのは、決して甘えやわがままからではありません。大人でさえ苦手な人が多い歯医者さんですから、子どもにとっては未知の世界への恐怖心でいっぱいなのです。

嫌いな理由としてよく耳にするのが、歯医者さん特有の「音」や「におい」です。キーンと響くドリルの音や、薬品の独特なにおいは、大人でも緊張してしまうことがあります。子どもにとっては、それが何の音なのか、どんなにおいなのか理解できないため、より一層不安を掻き立ててしまうのです。

また、大きな口を開けて、見慣れない器具を口の中に入れられることは、子どもにとって非常に怖い体験です。

口の中はデリケートな部分であり、そこに触れられることに抵抗を感じるのも無理はありません。さらに、過去に歯医者さんで痛い思いをした経験があれば、そのトラウマから歯医者さんを怖がるようになることもあります。

そして、忘れてはならないのが、親御さんの影響です。「歯磨きしないと歯医者さんに連れて行くよ!」といった言葉は、子どもにとって歯医者さんを「罰」の場所のように感じさせてしまう可能性があります。

親御さん自身が歯医者さんを苦手としている場合、その不安な気持ちが子どもに伝わってしまうこともあるでしょう。お医者さんのところに行くことは、決してネガティブなことではありません。日ごろからマイナスイメージを膨らませないことも大切です。

■歯医者嫌いを克服するために

歯医者嫌いを克服するためには、まず、子どもが歯医者さんを怖がる理由を理解し、その不安を取り除いてあげることが大切です。

無理強いするのではなく、優しく丁寧に説明して、子どもの気持ちにも耳を傾けましょう。また、絵本や動画などを活用して、歯医者さんで何をするのか、どんな器具を使うのかを分かりやすく伝えるのも効果的です。歯医者さんごっこをして、遊びを通して歯医者さんに慣れていくのも良いでしょう。

また、定期的な検診で歯医者さんに慣れていくことも大切です。虫歯になってから慌てて歯医者さんに連れて行くのではなく、痛みがなくても定期的に通院することで、歯医者さんを「怖い場所」ではなく「歯を綺麗にしてくれる場所」という認識に変えていくことができます。

■親御さんのサポートが重要

 子どもの歯医者嫌いを克服するためには、親御さんのサポートが不可欠です。歯医者さんに行く前に、子どもに優しく声をかけて安心させてあげましょう。「怖くないよ」「頑張ったら褒めてあげるね」といった言葉は、子どもの不安を和らげる効果があります。

また、医院選びも重要です。小児歯科に力を入れている医院であれば、子どもの扱いに慣れているだけでなく、院内環境も子どもがリラックスできるよう工夫されていることが多いです。

歯医者さんでは、子どもを褒めてあげたり、励ましてあげたりすることが大切です。治療が終わったら、「よく頑張ったね!」とたくさん褒めてあげましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、子どもの自信に繋がり、歯医者さんへの恐怖心を減らすことができます。

■歯医者嫌いの克服は、親子の共同作業

子どもが歯医者さんを嫌がるのは当然のことです。焦らず、子どものペースに合わせて、ゆっくりと歯医者さんに慣れていくことが大切です。親御さんの温かいサポートと、信頼できる歯医者さんとの出会いによって、子どもの歯医者嫌いはきっと克服できるでしょう。

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