歯の豆知識

年齢によってケア方法は違う?!世代別のむし歯予防&口腔ケアについて

こんにちは!泉田歯科医院です。今日は世代別のむし歯予防&口腔ケアについてです。

みなさんは歯や歯ぐきのケアをきちんと行っていますか?人間は年を重ねるにつれて、歯や歯ぐきの健康が徐々に変化していきます。そのため年齢にあった歯のケアをする必要があります。

今回は年齢に応じたむし歯予防や基本的な口腔ケアについてまとめてみます。年齢に応じたケアを心がけることで、健康な歯をいつまでも維持でき、口腔内トラブルを防げるでしょう。

■20~30代のむし歯予防&口腔ケア

20~30代は働き盛りであり、仕事やプライベートが忙しい人が多いです。1人暮らしをしている人もいるため食生活が乱れがちで、歯のケアを怠ってしまう…という人もいるでしょう。

しかし若いこの時期にしっかりと予防歯科の習慣を身に着けておくことで、その後の歯の健康を大きく左右するのです。

20~30代は定期的な歯科検診へ忘れずに行きましょう。むし歯や歯周病のリスクが高まる時期なので、1~3ヶ月に1回のペースでの歯科検診がおすすめです。定期的に歯や口の中の状態を確認しておくことで、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療につながります。

毎日のケアとしてはフッ素入りの歯磨き粉を使用して歯を磨きましょう。フッ素入りの歯磨き粉はむし歯予防に効果的です。フッ素は歯のエナメル質を強化して、むし歯の原因となる酸から歯を守ってくれます。

また歯ブラシによるケアだけではなく、歯間ブラシやフロスを使ったケアも習慣化させましょう。歯ブラシだけでは歯と歯の間に残っている食べカスや、プラークを完全に取り除くことができません。

食べカスやプラークはむし歯や歯周病の原因となるため、フロスや歯間ブラシを使うことですみずみまできれいになります。

■40~50代のむし歯予防&口腔ケア

40~50代になると、若い頃に比べて歯周病のリスクが高まります。そのため歯周病予防と歯ぐきのケアを心がけましょう。

歯周病は歯ぐきが後退して歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。そのまま放置すると歯が抜けてしまい、自分の歯がなくなってしまいます。

歯周病は歯がなくなるという外見的な健康だけではなく、全身の健康にも悪影響を与えるため、歯周病予防が重要です。歯周病を予防するためには、歯科医院での定期検診でクリーニングを受けましょう。

スケーリングで歯石を取り除くことで歯周病予防につながります。また歯ぐきの健康を維持するために、歯磨きの際に歯ぐきを軽くマッサージしましょう。

マッサージすることで歯ぐきの血行が促進されます。歯ブラシは柔らかいものを選び、優しく刺激を与えるのもおすすめです。

食生活の面でも、歯や歯ぐきの健康に気を使うために、ビタミンやカルシウムを多く含む食品を積極的に取り入れたいです。とくにビタミンCは歯ぐきの炎症を抑える作用があるので、積極的に取り入れましょう。

■60代以降のむし歯予防&口腔ケア

60代以上になると、歯ぐきは後退し、歯がぐらつきやすくなります。さらに年をとると唾液の分泌が減少するため、口の中が乾燥しやすくなります。

口の中が乾燥すると、むし歯や歯周病のリスクも高まるので注意が必要です。歯の寿命を少しでも延ばすように総合的なケアを行いましょう。

まずは口の中の乾燥を予防するために、ドライマウス対策がおすすめです。こまめに水を飲んだり、唾液の分泌を促すガムを噛んだりすると、唾液の分泌が増えてむし歯や口臭が発生しにくくなります。

入れ歯やインプラントを使用している方であれば定期的なメンテナンスが欠かせません。入れ歯が合わないと口内トラブルが起こりやすいため、きちんと合うように定期的なケアをしましょう。

若い頃に比べると自分で行う歯磨きの精度が低下しがちです。そこで、電動歯ブラシやデンタルリンスなどのアイテムを活用することで、歯磨きの精度がアップするでしょう。口腔内を保湿するスプレーなどもあるので、補助アイテムを使うのがおすすめです。

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