歯の豆知識

歯に良い食べ物は?子どもの虫歯予防には食べるものや食べかたも重要!

子どもの虫歯予防の方法に頭を悩ませる人も多いでしょう。歯磨きや検診は欠かせない注意事項ですし、習慣化を目指すと虫歯の早期発見や定期的なフッ素加工で虫歯予防をしやすくなります。

ほかに考えたいことと言えば「食べるもの」です。甘いものを食べ過ぎると虫歯になりやすいのは周知の事実。でも、実は甘いものを控えるだけではなく、ほかにも気を付けたいポイントがあるのです。

■食べる時間をしっかり決める

人の口の中は、食事をするたびに酸性になります。これは虫歯になりやすい状態です。その後、5~6分で中性になり、虫歯になりにく状態に変わります。

つまり、「口の中に食べ物がある時間が長いと虫歯になりやすい」というわけです。

多くの子どもは3食の食事のほか、1日1~2回のおやつを食べます。一般的な大人よりも口の中に食べ物が入っている状態が長いことになります。虫歯になりやすい時間が大人よりも長いということにも繋がります。

できるだけ口の中に食べ物を入れる時間が短くなるように心がけましょう。求められるまま1日に何度もおやつをあげるのは良くありません。おやつの時間をしっかり決め、口の中を酸性にする時間を減らしましょう。

■歯を強くする食べ物はあるの?

これから成長していく子どもには強い歯を持って欲しいもの。虫歯を予防するのはもちろんですが、食べ物に気を遣い、身体の内側から強い歯を作っていきましょう。

・噛みごたえがあるもの

・カルシウム、たんぱく質、ビタミンが豊富なもの

噛みごたえがあると咀嚼回数が増え、唾液の分泌が促進されます。唾液は正常な口腔を保つ大切なものです。

カルシウムやたんぱく質、ビタミン類は、歯のエナメル質や象牙質を作るはたらきをします。カルシウムならヨーグルトやチーズ、たんぱく質ならお肉やお魚、ビタミンなら野菜や果物。ヨーグルトやチーズ、果物などはおやつにも向いています。

なお、事故防止のため、食事は年齢や月齢に適したものをあげてくださいね。

■美味しく食べて楽しく歯磨きを

歯の健康のためには、適切な食事管理が重要です。かと言って、「あれは駄目!これも駄目!」とやる必要はありません。お家の人とお子さんのストレスにならないよう、無理のない範囲で進めてみましょう。

もちろん、ご飯やおやつのあとにはぜひ一緒に歯磨きをしてください。美味しいご飯やおやつを食べ、お家の人と楽しく歯磨きをした記憶は、お子さんが大きくなってもきっといつまでも覚えていることでしょう。

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