お子さんが虫歯にならないためにはホームケアが大切です。月齢や年齢にあわせたケアで、お子さんの歯を守りましょう。
最初は親御さんに任せきりだったお子さんも、いつの間にか自分でやりたがるようになります。デンタルケアはお子さんの成長を感じられる時間でもあります。
■虫歯予防は乳歯が生える前から！生後6ヶ月頃までのケア
歯が生えていない時期でも、虫歯の原因になる菌は赤ちゃんの口に忍び込もうとします。住み着かれてはこれから生えてくる乳歯が危険です。
この時期のデンタルケアのコツは、虫歯の原因になる菌が好む「甘いもの」をあげすぎないことです。離乳食を薄味にして、甘みや塩味は弱くしておきましょう。もともと赤ちゃんの味覚は大人の3倍もあると言われています。薄味でも十分に美味しさを感じられますよ。
飲み物も甘いジュースの代わりに絞った果汁にしたり、スポーツドリンクを控えたりなど、身近なことから予防方法を取り入れましょう。
■乳歯が生えてきた！歯磨きはどうしよう？
生後6ヶ月以降からは乳歯が生えてくる赤ちゃんが多いです。いよいよ歯磨きデビューです。
この頃は歯ブラシよりも、濡らしたガーゼや歯磨きシートなどで歯を拭ってあげるのがおすすめです。ミルクや離乳食などの食後に優しく拭ってあげてください。
また、この時点で小児歯科デビューをするのも効果的です。お子さんが歯医者の雰囲気に慣れたり、親御さんがお子さんの虫歯予防についてアドバイスを受けられます。
■奥歯が生えてきたら本格的なブラッシングスタート！
1歳を過ぎると奥歯が生えてきます。本格的なブラッシングをスタートさせましょう。とはいえ、まだ歯磨き粉は使わなくても大丈夫です。まずは「口のなかに歯ブラシが入る」という感覚に慣れさせながら、柔らかい歯ブラシで丁寧に磨いてあげてください。
そのうち「自分でやる！」と言い出すかもしれません。成長を感じながら一緒に歯磨きを楽しみましょう。親御さんやご家族がお手本になれば、お子さんもいつの間にかブラッシングが上手になっています。なお、仕上げ磨きはしばらく続けてください 。
■虫歯予防はホームケアから！歯がない頃から意識して
虫歯になったときの痛みを想像すると、我が子にあんな思いをさせたくない！と思いますよね。歯磨きが習慣になれば、虫歯になる可能性が低くなります。歯が生える前から虫歯になる菌を寄せ付けないように意識して、少しずつホームケアを進めていきましょう。
