インプラントのメリットは？失った歯を取り戻すことの健康効果

失った歯をそのままにしておくと、思わぬ健康被害があることをご存知でしょうか。歯はただ単に咀嚼するだけではなく、健康にとっても大切な役割を果たしています。インプラントは歯を失ったときにおすすめしたい治療のひとつです。

■歯を失うとどんな影響が？

たとえ歯を1本失っても「ほかの歯があるからカバーできる」と思っているのか、治療せずにそのままにしている人もいるようです。確かに、歯がない部分を避けながら食事をすることはできるでしょう。

しかし、「噛みにくさ、食事のしにくさに目をつぶれば歯がないままでもいいかな」と、安易に考えてしまっていると、思わぬ変調が身体に起きてしまうおそれがあります。

歯が失われると咬み合わせが悪くなり、顎周辺に悪影響が出る可能性も考えられます。また、頭痛や肩こりの原因になるとも言われています。原因がよく分からない体調不良に悩まされている人は、もしかすると咬み合わせに問題があるのかもしれません。

また、人間は生活のなかで思ったよりも歯を食いしばる機会が多いものです。重いものを持ち上げるとき、ぐっと歯に力を入れることはありませんか。歯を失い、咬み合わせが悪くなると、そのようなときにも適切な食いしばりができないことがあります。

このように、歯を失うと食事をしにくいばかりか、体調にまで関わるおそれがあります。生活の質を保つためにも、失った歯をそのままにしておくことはあまりおすすめできません。

いまは色々な方法で失った歯を補うことができます。なかでもインプラントは自然の歯に近づけることができる優れた治療です。

また、非常に長持ちすることもインプラントのメリットです。一般的な入れ歯の場合、寿命は約5年と言われていますが、インプラントは適切なケアをすれば約10～15年も使い続けることができます。

歯の状態は、生活の質に直結すると言っても過言ではありません。歯を失うことで、食事や身体の状態など思った以上に影響が出ることは確かです。

失った歯は二度と生えてきませんが、技術の発達によりインプラントをはじめとした治療方法が確立しています。今は人生100年の時代です。これから先も食事をずっと楽しむことができ、健康的で快適な生活を楽しむために、インプラントを検討してみてはいかがでしょうか。