歯の豆知識

なぜ子どもは歯医者が嫌い?歯医者嫌いの子どもの対策方法

夏休み真っ盛り!お休みを楽しんでいますか?今日の「豆知識」、お役に立ちますように・・・。

歯医者が大嫌いというお子さんは多いのではないでしょうか。歯医者に行くだけで泣いてしまう…、診察室に入る前から嫌がって治療にならない…というお子さんも多いと聞きます。

ほかの病院では抵抗はなく通える子供たちが多い中で歯医者だけはダメ…。いったいなぜ子どもは歯医者を嫌がるのでしょうか?お子さんが歯医者を嫌がるわけと、対策についてまとめてみましょう。

■なぜ子どもは歯医者が嫌い?その理由とは?

子どもが歯医者を嫌がる理由はさまざまですが、とくに多いのが以下の3つの理由です。1つ目は「痛みがある」ことです。

子どもは口や歯などを触られるのを嫌う傾向があります。毎日の歯磨きも押さえつけながらしているというご家庭も意外に多いのではないでしょうか。優しく歯磨きをしていても痛みを感じてしまう子どももいるようです。

歯磨き=痛い、嫌というイメージがついてしまっているお子さんだと、歯医者に来ただけで「痛み」を想像してしまい泣いてしまうのです。

2つ目は「不快な音」があることです。歯医者では治療にドリルなどの医療機器を使用します。ドリルの音や振動などは、子どもにとって不快感を伴う場合があります。

ドリルの音などは普段の生活では聞きなれない音ですし、工事現場などを連想しやすいものです。このドリルの音で何をされるのか分からないと恐怖を感じてしまう子がいるのも事実です。

3つ目は「知らない環境に対する不安」です。子どもにとって、歯医者は経験の少ない未知の世界です。大人であっても慣れない所は不安に感じてしまうものですが、まして子供ならなおさらです。

とくに人見知りや場所見知りのひどいお子さんの場合、歯医者に不安を感じやすいでしょう。人はこれまで経験したことのない未知の状況には恐怖を感じてしまいます。

大人であれば恐怖を感じても態度に出しませんが、子どもの場合はその恐怖を泣いたり、暴れたりする行動を引き起こしてしまうのは、しかたがないことです。

■子どもの歯医者嫌いを克服させる対策とは?

子どもが歯医者を嫌がらないようにするためには、さまざまな対策があります。まずは保護者がうそをついて歯医者に連れていくのは絶対にしてはいけません。うそがバレた時に歯医者に対するイメージがさらに悪くなり、ますます嫌いになってしまうからです。

お昼寝が必要な小さなお子さんであれば午前中の診察がおすすめです。昼からの眠い時間帯ですと機嫌が悪くなりやすいため、歯医者に対する不快感や不安が強くなります。

慣れない場所に対する不安が強い場合は、歯医者の雰囲気を子どもに慣れさせるために定期健診

を受けるのも効果的です。むし歯予防として定期健診はおすすめですので、子どもの歯医者さんに慣れるためにも定期的に通うのが理想的です。

また保護者がお子さんに対して歯医者に対するネガティブなイメージを植え付けるのもよくありません。歯医者での痛い経験などは離さず、「歯医者は歯をきれいにしてくれるよい所」という前向きなイメージを持てるように話をするとよいでしょう。

■来院前のイメージトレーニングも重要

歯医者に行って何をされるのか分からない恐怖が子どもにとっては大きな不安につながります。不安を解消するために歯医者に行く前には様々な、イメージトレーニングをしておきましょう。

子ども向けの虫歯治療動画などを見せるのも効果的です。またお子さんと一緒に歯医者さんごっこをするのもおすすめです。

保護者の方が、お子さんに対して歯医者は怖いところではなく、歯をきれいにするために必要なところということを楽しく伝えてあげてください。

そして歯医者では保護者自身がリラックスすることが大切です。お子さんが泣いてしまうのでは?怖がってしまうのでは?とママやパパも顔がこわばってしまうことがあります。

お子さんは親の顔をよく見ていますので、保護者が不安そうな顔をしてしまうと伝染してしまいます。できるだけ保護者の方はリラックスして笑顔を絶やさないようにすることで、お子さんがリラックスできる場所になることでしょう。

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