歯の豆知識

学校の検診だけじゃ足りないの?小児歯科での定期健診をおすすめする理由

幼稚園、保育園、小学校…と、お子さんが通う先では年一回必ず歯科検診があります。この検診はむし歯をはじめとした歯の異常を発見する大切な機会です。たとえ異常がなくても、定期的に歯科医院でのチェックやメンテナンスをおすすめします。

■自主的に歯科医院で子どもの歯をチェックするメリット

幼稚園や学校などで指摘されたときだけではなく、できれば3カ月に一度程度の定期的に小児歯科へ通いましょう。むし歯予防や口腔内の異常にいち早く気づくきっかけにもなります。

また、一般的な歯科検診ではフッ素塗布やシーラント、ブラッシング指導など、保護者の希望に添ったむし歯予防をはじめとした口腔内の健康を守る処置がおこなわれます。ホームケアでは難しい処置ができるため、ぜひ受けてみてください。

お子さんが通う小児歯科に一般歯科があれば、大人も一緒に同様の歯科検診を受けてみるのもおすすめです。家族のお出かけ気分で検診に行ってみてはいかがでしょうか。

■保護者が違和感を持ったときも受診のタイミング

学校に指摘されていないときや、定期検診の時期以外でも、「何だか子どもの歯に違和感が…」と思ったらぜひ受診してください。

たとえば「歯並びがほんの少し気になる」「歯に白い線が入っているような…」など、些細なことでもかまいません。いつも子どもを見ている保護者の勘は鋭いものです。早い段階から歯科矯正の必要性に気づいたり、かなり初期の虫歯に気づく事が多いのです。

とくにむし歯は痛み始めるまでなかなか気づかないものです。見た目の違和感は本人に分かりません。仕上げ磨きや磨き残しのチェックをしてあげる保護者だからこそ気づく可能性があります。

初期で気づいたむし歯は痛みもなく治療も比較的簡単です。また少ない通院回数で完治させられます。むし歯が進行し、痛みが出てからでは治療も大変になり、お子さんにもストレスがかかり、歯医者さん嫌いなお子様にしてしまいます。

初期段階ならお子さんが痛みを感じない治療が可能なため、「むし歯かも」と思ったらすぐに歯科医院へ連れて行ってあげてください。

もし取り越し苦労だったとしても、決して無駄ではありません。本当にむし歯だったときよりもよい結果です。担当の歯科医も必ず「むし歯じゃなくてよかった!」と言うはずですよ。

■小児歯科を上手に利用して歯の健康を守ろう

学校の検診で異常がなくても、小児歯科での定期的なチェックでいつも健康な歯を保ちやすくなります。「学校の歯科検診で問題がなかった」とお子さんが喜べることが一番です。定期検診やクリーニングでお口のトラブルを未然に防ぎましょう。

  • 電話でのお問い合わせ
  • アクセス
  • WEB初診予約