歯がない状態を放置すると、口だけではなく身体全身に健康被害が出てしまうことはご存じでしょうか。健康を維持するためには、第一に口内環境を整えることが大切です。同時に見た目も綺麗に整えたいなら、インプラントの施術をおすすめします。
■失った歯を放置する悪影響
歯は奥歯から失われる傾向にありますが、手を打たない限り進行は止まりません。もし歯が1本抜けた状態でそのままにしておくと、残った歯が傾いたり、移動したりすることで噛み合わせに悪影響をもたらします。
噛み合わせの問題は、審美的観点だけではありません。食事のしにくさや発声のしづらさといった弊害のほか、顎関節症や頭痛、肩こりなどの原因にもつながりかねません。
そもそも歯を失った状態で放置することは、虫歯や歯周病などにかかるリスクを格段に高めます。虫歯は、菌が出す酸で歯が溶け、歯に穴が空く病気です。歯周病は、歯垢で歯茎や歯を支える骨が壊される病気です。一般的に、若いうちは虫歯による原因、残りの歯が減ってきたら歯周病による原因で歯は失われていきます。
「ほかの歯があるからまだ大丈夫」と高を括ると、残っている健康的な歯すら失ってしまう可能性があるのです。
■インプラントで残った歯を守る
失った歯を取り戻す方法はいくつかありますが、なかでもインプラントはもっとも自然な歯に近づけられる治療法です。
歯は削れば削るほど弱ってしまいますが、入れ歯は隣り合う歯に金具をかけなければいけなかったり、ブリッジは隣り合う歯を削って被せたりします。自分の歯を1本でも多くそのまま残すよう治療するには、インプラントが最適です。
インプラントは歯が抜けている部分にピンポイントで人工の歯をつける治療なので、周辺の歯に影響がありません。また、出来栄えが綺麗に仕上がることも魅力のひとつです。なかでもセラミックという陶器のような素材は金属を使っていないため、自分の歯に近い質感となり、より自然な歯に見せることが可能です。
■健康寿命を延ばすにはインプラントがおすすめ
日本は世界的にみても平均寿命が長い国である一方、健康寿命にはまだ改善の余地があると、国を挙げて改善に取り組んでいます。不健康な状態とは、歯を失うなど口内環境の悪化からつながることも少なくありません。
元の自然な歯にもっとも近い状態に仕上げるインプラントなら口内の機能面を再生し、健康寿命を延ばせる可能性を秘めています。インプラントによって自分の歯と変わらない状態で食事や会話を楽しめることは、生活の質を高めるアプローチの一環です。健康的な生活を長く送るためにも、ぜひインプラント治療を選択肢に入れてみてください。