歯の豆知識

子どもがむし歯にならないように予防したい!ご家庭でできる対策とは?

雨の日がつつぎましたがひとやすみ♪ 今日のテーマ「子どもがむし歯にならないように予防したい!ご家庭でできる対策とは?」です。ご参考になりましたら幸いです。
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子どもの歯は成長過程であるため、エナメル質が薄くむし歯が進行しやすいです。そのため子どものむし歯は早期発見・早期治療がポイントです。

では子どもがむし歯になるのを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?ここでは子どもがむし歯になるのを防ぐ対策方法についてまとめます。

■毎日の歯磨き!歯磨きの習慣化

むし歯予防の基本となるのが、毎日の歯磨きです。食事をした後はしっかりと歯を磨いて、口の中に食べかすや細菌が残らないようにしましょう。

とくに小さいお子さんの場合は、自分で歯磨きをするのが難しいです。お子さんが歯磨きをした後に、保護者が仕上げ磨きをしてあげる必要があります。

歯磨きは乳歯が生え始めたころから、少しずつ始めていきます。仕上げ磨きをする姿勢は、保護者の膝の上で仰向けに寝かせた状態がおすすめです。

最初のうちは、この姿勢で口の中を観察して、ガーゼや綿棒などで歯を清掃していきます。ある程度慣れてきたら、乳歯用の仕上げ磨き用歯ブラシを使って歯磨きをしましょう。

口の中に触れることは、子どもではなく大人でも抵抗があります。口の中は敏感なので、少しずつ段階的に歯磨き習慣を定着させることが大切です。

仕上げ磨きをする際に、可能であれば歯間ブラシを用いると、歯と歯の間を隅々まできれいに磨くことができます。歯ブラシは年齢や子どもの口の大きさに合ったものを選び、決まった順序で磨くことで、効率的に汚れを除去できるでしょう。

とくに就寝前にはしっかりと歯を磨くことを習慣化させておきたいです。

■おやつの内容や食べる時間を見直す

おやつの内容や食べる時間を見直すと、むし歯予防に効果的です。甘いお菓子やジュースなどに含まれる糖分が口の中に長く残っていると、むし歯菌が繁殖してむし歯になるリスクが高くなります。

むし歯の原因菌である「ミュータンス菌」は糖分を分解して、酸を産出します。この産出した酸によって歯は溶けてむし歯になるのです。間食回数が増えたり、長時間にわたってだらだらとおやつを食べたりすると、ミュータンス菌は酸を作る時間が長くなってしまい、むし歯になりやすくなるでしょう。

おやつの時間は毎日15時にするなど時間を決めて、できるだけ砂糖など糖分を多く含まない食品を選ぶようにします。スナック菓子、アメ、ジュースなどの飲料はむし歯リスクを高めるため注意が必要です。

寝る前には間食は避けて、おやつの後には歯を磨くことを習慣化することでむし歯のリスクが軽減されます。外出先などは歯磨きをするのが難しいため、おやつを食べた後に水でうがいをするだけでも効果がありますよ。・

■フッ素塗布や定期的な歯科検診

歯のエナメル質は唾液に含まれるカルシウムが付着するとむし歯に強くなる性質があります。そのため子どもは、歯が生えたばかりでエナメル質が未熟な状態で、むし歯になりやすいです。

歯が生えてきたら歯科医院を受診し、フッ素塗布を行うことでむし歯予防につながります。フッ素には歯のエナメル質を強くする作用があるため、生えてきたばかりの乳歯のむし歯予防に効果的です。フッ素塗布は3か月に1回程度が目安です。

フッ素塗布においては歯科医院で行うフッ素塗布もありますが、フッ素が配合された子供用の歯磨き粉などもあります。ご家庭でのケアでもフッ素塗布は取り入れやすいでしょう。

定期的に歯科検診に行っておけば、歯の状態を頻繁にチェックできるため、むし歯になっていた場合でも早期発見・早期治療につながります。また歯科検診ではフッ素塗布も行っています。

また歯科検診では正しい歯の磨き方や、お菓子や食生活など生活習慣に関するアドバイスも可能です。

ご家庭でのむし歯予防対策にとても役立つでしょう。さらに歯科検診では歯のクリーニングも受けられるため、普段の歯磨きでは落としきれない汚れもきれいに除去できます。

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