院長ブログ

「歯ぎしりについて」と「口臭とは?」

こんにちは。寒かったり春のような気温だったりと大変ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回のテーマは「歯ぎしりについてと口臭とは?」です。ご参考になれば幸いです。

歯ぎしりについて

知覚で寝ている人のキーキーやギリギリという異様な音で目を覚ました経験は、誰でも一度や二度はあるのではないでしょうか? 上下の歯と歯が強く擦れ合うときの歯ぎしりの音です。しかし、歯ぎしりがすべて音を発するとは限りませんので自覚的、他覚的に分からない場合もあるのです。擦れ合うことで天然の歯やかぶせた人工歯が少しずつ摩耗するため、歯科医が歯を見ると歯ぎしりの有無やその程度はすぐわかります。

歯ぎしりは健常者にも多く認められ、それ自体決して悪いとは言えませんが、一見意味のない非機能的活動と考えられています。非機動的活動は日中のものと夜間のものがあります。日中のものには仕事中の嚙みしめや爪を噛む癖などがあります。夜間のものとして、はぎしりがその代表ですが、その内容には縦方向の嚙みしめと横方向のすりの二つがあります。

歯ぎしりの原因に関しては多くの研究がなされてきましたが、いまだ明確な科学的解明はできていないようです。ただ、睡眠段階と歯ぎしりは密接に関係しているようで、深い眠りから浅い眠りへの移行期あるいは覚醒相に、主に生じることが分かっています。肉体的ストレスよりも精神的ストレスに密接に関連し、それらを開放する動作の一つとも考えられています。

睡眠中の歯ぎしりの力は、昼間の自発的嚙みしめの数倍にも達するといわれ、歯への負担や顎関節への負担は無視できません。そのため負担軽減の目的で、マウスピースのような出し入れできる装置(ナイトガードあるいはスプリントという)を、上顎に入れて早顎関節を保護することもあります。

口臭とは?

口臭症には、大きく分けて二つの状態があります。まず他人が不快に感じる呼気を実際に発している状態と他人には何も感じられないのにご自身で口臭を発しているいると思う状態です。

国際分類では口臭を発するものとして生理的口臭症(全体の約10〜20%)と病的口臭症(全体の約60〜70%)があるとされています。

口腔内で口臭が生じるメカニズムは、歯周ポケットや舌苔(舌の表面についた汚れ)に存在する細菌がタンパク質を分解・代謝して臭いのもとである揮発性の硫化物が発生することにあります。これらの細菌は夜寝ている間にふえる傾向にあるため、起床時に強く口臭を感じたりします。

治療法としては、生理的口臭であれば、ほとんどが一過性のため口腔清掃のみで解決されることがよくあります。病的口臭の場合は、歯周病の治療や口腔内の衛生状態の改善を目標とした治療を行います。さらに口臭の原因が副鼻腔炎や扁桃炎、糖尿病など口腔以外にある場合には、医科への紹介も必要になります。

一方、実際には口臭を発してないものとして仮性口臭症(22%)、口臭恐怖症(2%)があります。仮性口臭症では専門のカウンセリングを行ったり、より重症化した口臭恐怖症では心療内科や精神がでの治療が必要になることもあります。

口臭は、お口の悩みごとの4位にあがっているように、ときには大きな悩みとなります。かかりつけの歯科医院で相談されることをお勧めします。

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