子どものデンタルケアはお家の人にとって一大事ではないでしょうか。虫歯にならないようにするためにはどうすればいいのだろう…と歯磨きのサポートのたびに考えているかもしれません。
子どもの歯は乳歯の頃からのケアが大切です。乳歯の頃から虫歯菌が定着してしまうと、永久歯の健康な成長が阻まれてしまう可能性があります。
そのためには日頃からのデンタルケアが重要です。虫歯にならないよう、お家の人はどのようなサポートをしてあげるべきでしょうか。
まずは小児歯科で定期検診の習慣を
小児歯科の定期検診は、虫歯や口腔の異常を早期発見できる絶好のチャンスです。目視で発見しにくい早期の虫歯や歯並びの不調などを、専門医ならではの技術で発見します。
虫歯を発見できればその場で治療を開始することも可能ですし、歯並びについては矯正歯科の紹介を受けられることも。当院では1か月に2回矯正治療を行っています。健康で美しい歯を育ててあげるために、ぜひ歯科検診を受けましょう。
お子さんのなかには歯医者さんを怖がる子がいるかもしれません。しかし、小児歯科はそんなお子さんの気持ちもしっかり理解しています。
態度に気を配り、環境を整えて、「歯医者さんは怖い場所ではなく、虫歯をやっつけられるところ！」と覚えてもらえるよう心がけています。歯医者が嫌いな大人も安心できるかもしれませんよ。泉田歯科では治療やクリーニングを頑張ってくれた子にはごほうびとしてガチャガチャを設置しています。
フロスやフッ素加工を積極的に
ホームケアとしては、歯磨きに加え、フロスがおすすめです。小さい子にフロスをするのは大変ですが、ひとつの遊びのように楽しくフロスをかけてあげてみてはいかがでしょうか。「歯磨きとフロスは楽しい」と思ってくれればしめたものです。
フッ素加工も積極的に取り入れていきましょう。フッ素を含んだ歯磨き粉を使い、毎日丁寧に磨くだけでも結果が違ってきます。
また、歯科検診の際、歯科医によっては「フッ素を塗布しますか？」と聞いてくれることもあります。フッ素は歯の質を強化してくれます。また、菌の働きを弱めるなど、虫歯予防に大きな効果があるため、ぜひ取り入れてください。定期的な検診のたびにフッ素塗布をすれば、毎日の歯磨きやフロスに加え、虫歯予防の効果が実感できるようになりますよ。
「食べたら磨く」を習慣に
お子さんの意識を高めることも大切です。「ご飯やおやつを食べたら歯を磨こうね」と毎日声をかけ、お家の人も一緒に磨いてみてはいかがでしょうか。上手に磨けたら褒めてあげてください。褒められたお子さんは嬉しくなり、もっと歯磨きを頑張るようになるかもしれません。
歯は大人になってもずっと付き合う友達のようなもの。子どもの頃から健康で美しい歯を保つ習慣を教え、快適なデンタルライフを送らせてあげたいですね。
