夏真っ盛り!毎日暑い日が続いていますがお元気ですか? 今日は小木戸と安田よりお届けいたします
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子どもの乳歯は柔らかく成長期の為、大人より虫歯になりやすいのです。歯磨きをはじめとする日ごろのケアがとっても大切で欠かせません。さらに乳歯は虫歯になると進行は早く、一気に症状がひどくなってしまうリスクがあります。虫歯を放置してしまうと強い痛みを伴うほか、最悪の場合、歯を失うことにもつながりかねませんし、永久歯の影響も大きいのです。しっかりと虫歯の原因を把握し、予防を徹底しましょう。
■子どもに多い虫歯の原因
身の回りのお世話が必要な子どもの場合、家族によるスキンシップや接触が増えます。抱っこしたり、熱いものに息をかけて冷ましてあげたりといった行為によって歯周病と同じくむし歯も人にうつってしまう可能性があることも覚えておかなくてはいけません。
歯磨きも歯並びによっては見落としがちな箇所があります。自分では磨けていると思っても、実は汚れが残り蓄積していた…というケースも少なくありません。特に奥歯、歯と歯茎の境界線、歯と歯の間は重点的にチェックすべきです。歯ブラシだけでは届かない箇所は、フロスの使用をおすすめします。
もっともやりがちなケースは、おやつをダラダラと食べてしまうことです。長時間甘いお菓子を食べていると、虫歯になる可能性が一気に高まります。おやつは長くても30分以内には完食するように時間を決めて与えるよう注意するほか、ゼリーやクラッカー、フルーツなどの虫歯になりにくいおやつを用意するのも予防に効果的です。
■虫歯を放置すると永久歯にもダメージ
「乳歯が虫歯になったとしても、いつかは永久歯に生え変わるから大丈夫」と思う人が多いようですが、実は大きな落とし穴だということはご存知でしょうか。
虫歯を治療せずそのままにしておくと、歯の奥までどんどん進行していきます。菌が神経まで達した場合、神経の腐敗がスタート。膿が歯の根っこに溜まっていく過程で、乳歯の先にある永久歯の芽である歯胚という組織にも悪影響を与えてしまいます。
歯胚は永久歯の成長に欠かせず、正常な状態でないとエナメル質形成不全を引き起こしてしまうのです。この状態になった永久歯は虫歯になりやすいという特徴があり、乳歯から永久歯に生え変わっても虫歯になる可能性があります。
■家族で定期検診と予防歯科を受診しよう
毎日しっかり歯磨きをしていたとしても、虫歯ができてしまうことは多々あります。食べるおやつの種類や時間帯にルール制限を設けるなどの工夫も大切ですが、親から子へ虫歯菌が感染するケースは家庭内では気付きにくいかもしれません。家族で定期検診を受けていれば原因を早期発見でき、仕上げ磨き指導といったアドバイスも受けることができます。歯のことで気になることがあれば、積極的に受診しましょう。