院長ブログ

・歯周ポケットとは?  ・掌蹠膿疱症とは?

2月4日は立春。立春(りっしゅん)は、春の始まりの日のこと。 暦(こよみ。1年間のなかの月日のこと)のうえでは、さむい冬が終わって、あたたかい春が訪れる日とされているようですが全国的にすごい雪です。寒さが厳しいので体調には十分お気をつけください。

歯周ポケットとは?

歯と歯肉(歯ぐき)の間にある溝のことを歯周ポケットと呼びます。歯医者さんで歯周ぞょうの検査を受けられた方は経験があるかと思いますが検査の時に2とか3とかの数字で表示される検査結果はこの歯周ポケットの深さをミリ単位で測定しているものです。歯周ポケットの深さは必ずしも歯周組織破壊の程度と一致しませんが、終組織の状態を把握するのに最も重要な検査の一つです。

歯周ポケットはその名のとおり形態が服のポケットに似ています。服の胸のところにポケットがあり中にコインがあることを想像してください。もし服のポケットが浅ければ指で簡単にコインを取り出すことができます。しかしポケットが深くなればなるほどコインを取り出しにくくなりますし、あまりに深いとコインに手が届きません。歯周ポケットの中には歯周病の原因であるデンタルプラークや歯石が有ります。もし歯周ポケットの深さが2ミリ程度であれば、歯ブラシや補助的器具でポケット内のプラークを除去することができ、歯周組織を良好に保つことが容易になります。しかし歯周ポケットが4ミリ以上になれば歯医者さんで専門的な器具を用いても、ポケット内の歯石やプラークを完全に除去することが難しくなります。

歯周ポケットの深さは適当な治療を受けることにより変化し、浅くすることもできます。歯周病が気になる方は、ぜひ歯医者さんで歯周病ポケットの検査を受けられることをお勧めします。

掌蹠膿疱症とは?

掌蹠膿疱症は、主として手掌(手のひら)や足跡(足の裏)に無菌性のブツブツ(小水疱や膿胞)が多数生じ、数日で乾燥してかさぶたになってはがれ落ち、また新たに生じるということが繰り返される慢性の難治性疾患です。若干、女性に多く、40~50代に発症のピークがあります。

原因ははっきりしていないところもありますが、扁桃腺炎、副鼻腔炎、中耳炎やむし歯に原因する歯根膜炎、歯周炎などの炎症性病変を合併する患者さんが多く、何らかの細菌アレルギーが関与しているのではないかと推測されています。また、歯科用金属に対する金属アレルギーも原因の一つと考えられています。

この疾患の皮膚科での治療の経過中には、こういった原因を調べることも同時に進めていく必要があります。そのため、耳鼻科で扁桃腺などに慢性炎症がないかどうかのチェックが必要ですし、歯科でも歯周病などの慢性病巣のチェックが必要となるわけです。実際、扁桃腺の手術や歯科治療を行うことで改善したという症例が報告されており、有効な場合があります。また、歯科用金属のパッチテストで陽性の場合は、原因の金属の除去が必要となる場合もあります。皮膚科からの紹介で歯科を受診する場合には、かかりつけ歯科医院と十分相談の上、治療することをお勧めします。

掌蹠膿疱症は皮膚科と歯科、耳鼻科などが連携し、共同で治療にあたる総合的治療が必要です。

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