医療従事者から患者さんへ、またはその反対方向、感染病の原因であるウイルスや菌類が伝染することを言います。
インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、結核菌、髄膜炎菌、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒、HIV
治療のために口腔内で使用する器具を清潔に保つことにより、交叉感染を防ぐことが出来ます。 外側だけでなく、内側も確実に洗浄・滅菌した器具を使用し、患者さん毎に交換することが必要です。
当院では、ドイツSirona社のDACユニバーサルを導入し、治療器具の徹底的な洗浄・滅菌を行っています。
滅菌先進国であるヨーロッパに準じた衛生環境の下、「安心」「安全」な治療を提供しています。
血液、唾液などの体液、組織片などが付着した器具を流水下で洗った後、消毒液の入った超音波洗浄器にて洗浄し、そのあと、オートクレーブにかけます。
特に、バーは、歯を切削する道具で、歯の削りカスがこびりつきます。
まず、超音波洗浄器で削りカスを取り除いてからオートクレーブにかけます。
オートクレーブとは、高圧蒸気滅菌装置のことです。 内部は高温高圧になり(約2気圧、135度)、わずか15分ですべての菌を滅菌します。 感染症として恐れられているエイズウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなど、完全に滅菌し、院内感染の防止をします。
当院のオートクレーブは、小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準EN13060のクラスB規格をクリアーする、高度なオートクレーブです。日々の臨床の中でより高度な滅菌を可能にし、患者さんへの細菌感染の危険性を大幅に低減させるサポートを致します。
タービン(切削器具)洗浄機も、ドイツのシロナ社製で、世界一厳しいといわれるヨーローッパ基準に合格した高温高圧の滅菌装置を使用しています。 最近、タービンの中に残る血液からC型肝炎のウイルス感染が報道されました。 当医院では、このようなことが起こらないよう、患者様一人一人に使うハンドピース、マイクロモーター(切削器具)を1度使えば必ずこの機械で内部まで完全に滅菌しています。
熱水・強力水流と専用洗剤により汚れをキレイに除去します。
強力水流
3か所のブーメランノズルと背面ノズルの計4か所のノズルによる強力水流を実現。水流が庫内全体に広がり、器具の汚れをむらなく除去します。
熱水洗浄・消毒
洗剤中の酵素が活性化する40~50℃の熱水により、器具の汚れをしっかり除去します。その後、80℃10分間の熱水消毒を行うことができます。
専用洗剤
酵素の働きにより、血液や体液中のたんぱく汚れをキレイに除去します。
当医院では、ゴム製品やプラスチック製品など、オートクレーブにかけられない器具は、すべてガス滅菌を行っています。
使用する器具は、患者様別にすべてパックしてあります。 これにより滅菌された器具が汚れる心配はありません。
治療中に使用する手袋、紙コップ、麻酔薬カートリッジ、注射針、メスの刃、紙エプロンなどは、すべてディスポーザブル(使い捨て)になっています。
手洗いのときは、薬剤で消毒し、ペーパータオルで手指を拭き、使い捨てにします。
泉田歯科医院には、滅菌マニュアルがあります。 作業者によって滅菌レベルに差異が出ないよう、全てのスタッフが、このマニュアルに沿って滅菌操作を行います。