「歯医者さんに行くよー」と声をかけた途端、「イヤー!」と逃げ出すお子さんの姿は可愛らしいものです。とはいえ、いくら可愛くても、歯の健康のために心を鬼にするご家族のかたも多いでしょう。
歯医者が怖い場所ではないことは、大人ならご存知です。でも、小さなお子さんにとってはまだ刺激が強すぎるかも。お子さんがスムーズに歯医者へ行くためには、どのようなことが効果的なのでしょうか?
怖いイメージを持つ理由があるのかも?
歯医者に行きたくない!と思うお子さんの中には、「歯医者は怖い場所だ!」というイメージがあるのかもしれません。そんなイメージが持たれる理由としては、まず第一に「歯医者の雰囲気に慣れていない」ということがあるでしょう。これは通ううちに慣れてくれれば解決します。
ほかの原因としては「大人の言葉」かもしれません。おうちで家族が「歯医者さん、行きたくないな」「定期検診、面倒だな」など、ついつい口にしていることはありませんか?
お子さんの前では笑顔で「楽しみ!」
大人でも歯医者が苦手な人はもちろんいらっしゃいますし、忙しい毎日の中、歯医者の時間を捻出するのは大変ですよね。でも、子供は敏感なもの。そして思った以上に大人の言葉を理解しています。
何の気なしに口にした大人の言葉で、歯医者に怖いイメージを持ち、あの「イヤー!」が発動するかもしれません。お子さんがいる場所では「歯医者さんに行くのが楽しみ!」いない場所でコッソリ「行きたくないな」と、大人ならではの言葉の使い分けがおすすめです。
何気ない時間の声がけも効果的
お子さんが歯磨きをしたあと、「上手だね」と褒めてあげることも多いでしょう。何気ない時間ですが、そんなとき、たまに一言付け加えてみませんか?
「今日は歯磨き上手にできたね、次に歯医者さんに行ったら先生に自慢しようね!」「先生、きっと褒めてくれるよ!」。
上手にできたことは大人だって褒めてもらいたいものです。お子さんも同じです。これでお子さんのモチベーションが上がります。
「歯医者さんが終わったら電車を見に行こうよ」「晩ごはんは大好きなハンバーグにしようね」など、歯医者が終わったあとの楽しみを決めておくのも喜んでくれそうですね。お子さんが「歯医者に行くといいことがある!」と思ってくれれば大成功です。
小さいうちから歯の健康を守るのは、将来的に永久歯の健康にも繋がります。お子さんの「イヤー!」は本当に大変ですが、ぜひ歯医者へのイメージを良くして、当院へいらして下さいね。もちろん当院も、お子さんに「歯医者に行くといいことがある!」と思って頂けるように頑張ります!