歯の豆知識

◇歯周病はどうすれば治る?早期対処が必要な理由を解説

10月に入り過ごしやすくなってまいりました。でも、インフルエンザが流行っているようです。お気をつけくださいね~。

歯周病といえば、歯を失う可能性もある恐ろしい病気です。たとえ歯周病と診断されても、あきらめる必要はありません。根気強くケアしていけば、状況を改善できます。歯周病という病気の特徴と治し方について、わかりやすく解説します。

■歯周病は治る?治らない?

歯周病は、歯に付着した汚れに潜む細菌が原因の病気です。虫歯のような鋭い痛みを感じることはなく、無自覚のまま進行するケースが多いという特徴があります。炎症を放置すれば、歯茎や骨の破壊が進行します。歯がグラつき、最終的に抜け落ちてしまうでしょう。歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位であり、年齢が上がるとともにその罹患率は上昇しています。

歯科医院で歯周病を指摘された際に気になるのが、その治し方についてです。歯周病治療の基本は徹底的に歯垢を除去し、炎症を鎮めること。とはいえ「本当にこれで良くなるの…?」と、不安を抱く方もいるでしょう。

歯周病の基本的な治療は、これ以上悪化させないために行うもので、破壊されてしまった歯茎や骨が再生するわけではありません。歯茎や骨に深刻な影響が及ぶ前の初期段階であれば、炎症を抑え健康な状態をキープできます。歯がグラグラ動くような状態でも、基本的なケアは必須です。今の状態を踏まえて、最善の治療を選択していくことになります。

こうした状況があるからこそ、歯周病は早期発見・早期治療が何よりも重要です。自宅で行うセルフケア(ブラッシングやフロス)にプロケア(歯科医院で行う定期メンテナンス)を組み合わせて、お口の中を清潔に保ちましょう。

■歯周病は自然に治らない!

歯周病に関する誤解で多いのが、「痛みもないのだから、そのうち治るだろう」というものです。残念ながら歯周病は、自然治癒する病気ではありません。歯周病は細菌感染症であり、炎症の原因となっているのは細菌が出す毒素です。歯と歯茎の間に潜む細菌を除去しない限り、歯周病は治らないのです。

毎日の歯磨きを非常に丁寧に行っていても、隙間の奥に入り込んだ細菌を除去するのは難しいでしょう。歯科医院で行うプロケアを組み合わせ、根気強く治療に取り組むことが大切です。発見が早ければ早いほど、治療がスムーズに進む可能性は高くなります。自覚症状が乏しい疾患だからこそ、歯科医院の定期メンテナンスで歯周病チェックを受けましょう。

■セルフケアはプラークコントロールが鍵

プラークコントロールとは、歯垢や細菌の塊であるプラークの量が、できるだけ少なくなるようコントロールすることをいいます。プラークを作らせない、溜まらない環境を生み出すことで、歯周病予防はもちろん虫歯予防にもつながります。

プラークコントロールのために重要なのは、正しいブラッシングと歯ブラシ以外の道具の活用です。汚れが溜まりやすい場所を把握して、ブラシの毛先が確実に当たるよう意識しましょう。歯と歯の間の汚れを取り除くためには、歯間ブラシやデンタルフロスを使用するのがおすすめです。ブラッシングのコツやフロスの使い方など、セルフケアのコツは歯科医院で指導しています。

またもう一つ意識したいのが、日々の食生活についてです。何をいつ、どのように食べるのかによっても、プラークの発生具合には違いが出てきます。糖分の摂取量が多い人は、プラークの量も増えがちです。また間食が多くダラダラ食べをする人も、リスクが高いといえるでしょう。繊維質の多い野菜を積極的に摂取すると、歯の表面に付着したプラークを除去できます。

■歯周病について正しい知識を身につけ予防に努めよう

歯周病により歯茎や骨にダメージを負った場合、元通りにするのは困難です。歯を失う原因になる疾患だからこそ、早期発見・早期治療が重要です。生活習慣の改善に歯科医院でのプロケアを組み合わせて、炎症を鎮めていきましょう。

なかなか良くならないと焦ってしまいがちですが、日々のお手入れを続けていけば、必ず結果につながります。歯科医院でセルフケアのコツを学べば、負担を軽減できるでしょう。

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