こんにちは。泉田歯科医院です。暑い日が続いてますが皆さん熱中症には引き続き気をつけてくださいね。今回はむし歯以外での歯の痛みについてお話していきます。
虫歯治療は完了しているのに、歯の痛みを感じることがあります。いったいなぜ…?と不思議に感じてしまいますが、痛みをもたらすのは虫歯だけではありません。具体的にどのような原因が考えられるのか、見ていきましょう。
■虫歯以外の痛みの原因とは?
虫歯以外で歯の痛みを感じる場合に多いのは、「虫歯ではないものの、やはり口腔内になんらかのトラブルを抱えている」というケースです。原因を突き止め、適切な治療を行うことで悩みを解決できるでしょう。主な原因は以下のとおりです。
- 知覚過敏
- 歯周病
- 嚙み合わせのズレ
- 歯の内部の炎症
- 歯の割れ
- 親知らず
どの原因が自分に当てはまるのかは、自身の状況からある程度は推測できます。冷たいものを飲んだときや噛んだときに鋭い痛みを感じる場合、知覚過敏を疑ってみてください。対象物の温度にかかわらず、噛んだときに違和感を感じる場合は、噛み合わせのズレや歯の割れが原因である可能性が高まるでしょう。過去に虫歯治療をした歯の周辺が痛むなら、内部で炎症を起こしているのかもしれません。奥歯のさらに奥から歯が生え始めていたら、親知らずとの関連性を疑ってみましょう。
とはいえ痛みの原因を正確に突き止めるのは、簡単ではありません。まずは一度、歯科医院でお口のなかの状態をチェックしてみましょう。原因がはっきりすれば、そのまま治療をスタートできます。
歯周病や歯の割れ、内部の炎症など、速やかに対応したほうが良いケースも少なくありません。「よくわからないけれど、なんとなく痛む気がする…」というレベルであっても、メンテナンスのついでに歯科医院スタッフにご相談ください。
■歯以外に原因がある可能性も
虫歯ではないのに歯が痛いと感じる場合、実は歯以外に原因が潜んでいるケースもあります。これを非歯原性歯痛と言います。
人間が痛みを感じる仕組みには、脳や神経がかかわっています。「痛み」という情報を伝達する際に勘違いして、肩や腕の痛みを歯の痛みとして捉えてしまうことがあるのです。またものを噛む際に使う筋肉が痛むと、「歯が痛い」と感じてしまう可能性も。これらの場合、歯を確認しても異常は一切見つかりません。痛みの原因は、歯から離れた場所にあるからです。

またストレスや自律神経の乱れが、歯の痛みをもたらすケースもあります。痛覚変調性疼痛や心因性疼痛と言い、こちらの場合も歯に異常はありません。我慢できないほどの痛みを感じるケースは稀で、じんわりとした痛みが長く続くのが特徴です。不眠や食欲不振、気持ちの落ち込みといった、精神面でのトラブルを併発することもあります。
そのほかにも、心臓疾患や帯状疱疹などの疾患が歯の痛みの原因となることも。口腔内に異常が見つからない場合、幅広い選択肢のなかから、原因を突き止めていく必要があります。
歯以外に痛みの原因がある場合、歯や歯茎の治療をしても状況は変わりません。歯を削ったり抜いたりする治療は、慎重に進める必要があります。
泉田歯科医院では口腔内を診た後により詳しく診るためにパノラマ写真やCT撮影を行っています。


■虫歯以外の歯の痛み、受診のコツは?
虫歯以外で歯が痛む原因を突き止めるためには、詳細な情報が必須です。痛みに関する情報をくわしく伝えられるよう準備をしておくと、受診から治療までスムーズに進められるでしょう。
具体的には、以下のような情報に注目してみてください。
- どんなときに痛みを感じるか?(噛んだとき、冷たいものを食べたとき、夜寝るときなど)
- どのような痛みか?(ズキズキ、キーン、ジワジワなど)
- 痛みの強さはどの程度か?(我慢できないほど、気になるけれど我慢できる程度など)
痛みに関する何気ない情報が、原因を特定するためのヒントになります。
■虫歯以外の歯痛も放置しないで
虫歯以外で歯が痛いときに、「虫歯じゃないからそのうち治まるだろう」と安易に考えるのは危険です。歯が痛む原因は虫歯以外にも多くあり、治療が必要なケースも少なくありません。お口に関する困りごとは、まず一般歯科へご相談ください。患者さんの痛みに寄り添い、丁寧にサポートしています。





