こんにちは。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
来週は雨の日が続く予報となっています。お出かけの際は足元にお気をつけてお過ごしくださいね。
「睡眠中の子どもが歯ぎしりをする…」と悩む親御さんは、意外と多いものです。「もしかしてうちの子だけ?」「歯に悪い影響があったら…」と、心配になってしまうのも無理はありません。子どもの歯ぎしりの原因やリスク、対処法などをわかりやすく解説します。
■乳幼児期の子どもも歯ぎしりをする!
子どもの歯ぎしりは、決して珍しいものではありません。生後8か月ぐらいから歯ぎしりをする赤ちゃんもいます。ギリギリギリ…と鈍い音が聞こえてくると驚いてしまいますが、発達段階における生理現象であり、心配ないケースがほとんどです。歯ぎしりする期間には個人差があり、中学生になる頃まで続く場合もあります。
では、いったいなぜ子どもは歯ぎしりをするのでしょうか。以下のような理由があると考えられています。
- あごの位置を決めるため
- 永久歯のためのスペースを作るため
乳幼児期に多いのは、あごの位置を決めるために歯ぎしりをするケースです。歯が生える時期には、むずがゆさを感じる子どもも多いもの。上下の歯を嚙み合わせることで違和感を和らげるとともに、あごや生えてくる歯の位置を調整しているといわれています。歯が生えそろい、あごの位置が決まれば自然とおさまっていくでしょう。
学童期に入ると、歯の生え変わりの時期を迎えます。この時期に増えるのは、永久歯が生えるスペースを作るための歯ぎしりです。上下の歯を強く噛みしめることで、噛み合わせのバランスを整える意味もあります。こちらの歯ぎしりも、成長とともに自然におさまっていくでしょう。
これらの歯ぎしりは単なる生理現象であり、周囲が心配しすぎる必要はありません。「そういうものなんだな」と温かく見守りましょう。
■放置するのが危険なケースも
歯ぎしりをする子どものなかには、適切なケアが必要なケースもあります。基本的には見守りつつも、以下の症状に思い当たる節があれば受診を検討してみてください。
- 歯ぎしりの影響で歯がすり減ったり欠けたりしている
- あごの痛みを訴えている
- 強いストレスを抱えている
- 慢性的な鼻づまりに悩まされている
歯ぎしりが長期間続く場合に気になるのが、歯の摩耗や欠けです。歯の形が変われば、嚙み合わせや歯並びに影響する可能性もあります。乳歯だからと油断するのは禁物です。永久歯にまで影響が出てしまう前に、適切に対処しましょう。歯科で相談すれば、歯ぎしりによるダメージを防ぐためのマウスピースも作成できます。
また顎関節症にも注意が必要です。長期にわたる歯ぎしりは、あごに過度な負担をかけてしまいます。口を開ける際に痛みを感じる場合はもちろん、ガクガクやギシギシといった違和感を覚える場合も、歯科医院で相談しましょう。早期対処が鍵となります。
ストレスが原因で歯ぎしりをする場合は、リラックスできる環境づくりが必要です。落ち着いて入眠できるよう環境や生活リズムを整えるほか、子どもの不安や悩みに耳を傾けるのも良いでしょう。ストレスを抱え込んでいることに、子ども自身が気づいていないケースも少なくありません。普段と異なる様子が見られたら、メンタルケアを重視しましょう。
最後に、子どもの歯ぎしりが気になったときには、鼻の調子にも注目してみてください。慢性的な鼻炎で鼻が詰まれば、口呼吸をしてしまいます。舌の位置が変わり噛み合わせに影響が出れば、それもまた歯ぎしりの原因になります。睡眠の質を低下させる原因にもなるので、耳鼻科で相談してみてください。
■歯ぎしりによるダメージを少なくするためには?
心配ないケースが多いとはいえ、歯ぎしりが続けば歯やあごに負担がかかります。少しでもダメージを抑えたいと思ったら、以下の対策を実践してみてください。
- マウスピースやナイトガードを使用する
- 仰向けで眠る
- 枕の硬さや高さを調整する
保護者が気にしすぎると、子どもがストレスを感じる可能性もあります。ポジティブな声掛けをしながら、明るく対策をするのがおすすめです。
■気になることがあれば歯科医院に相談を
いくら生理現象といわれても、「やっぱり子どもの歯が心配…」という方もいるでしょう。こんなときには、ぜひ遠慮なく歯科医院でご相談ください。歯に問題がないかどうか確認するだけでも、気持ちが楽になりますよ。





