院長ブログ

ワイヤを付けない矯正歯科治療・健康保険が使える矯正歯科治療

こんにちは、泉田歯科医院院長の泉田です。「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。あと少しの我慢ですね。今日の豆知識、お役に立ちますように、。

ワイヤを付けない矯正歯科治療

矯正歯科治療にはどのような装置があるのでしょうか?矯正歯科治療には様々な治療方法と治療器具・装置があります。さらに最近新しい装置が工夫されてきています。

装置を大きく分けると可撤式(患者さんご本人で取り外しが可能なもの)と固定式(患者さんご自身では取り外せないもの)になります。ワイヤを付けないで治療するのは可撤式の仲間です。

固定式の代表的なものが歯の表面にブラケットという装置を特殊な接着剤で装置し、それににワイヤを接続して治療をおこなう「マルチ・ブラケット法」になります。

もちろんそれぞれに特徴があるのですが、最近新しいタイプのものもできてきたとはいえ、一般的に可撤式のものは治療の効果や効率の面からは、限定的な矯正歯科装置であるといえます。

治療をおこなうに際して、どのような治療器具・装置を使用するかは、患者さんの不正咬合(お口の中の噛み合わせや歯並び)の状態や程度、さらには患者さんの口腔清掃状態(お口の中の清掃状態、ハミガキがしっかりできているかどうか)や装置の管理(年齢の低い子供では管理が難しいタイプの装置もあります)などの要因を考慮して選択されます。

すなわち、ワイヤを付けないで治療をできるかどうかは、患者さんの状況によって異なりますので、かかりつけの歯科医院か専門の先生にご相談されるとよいと思います

いずれにしても矯正歯科装置は、先にのべたような様々な要因を考慮した上で、どのタイプの矯正装置がその患者さんの治療に最も適しているのか、といった観点から選択されるべきものといえると思います。

健康保険が使える矯正歯科治療

ご指摘のように現在一部の矯正歯科治療が健康保険の適応となっています。ただ、矯正歯科治療を受けたいと思われている患者さんの中でも、その制限(条件)は厳しく、外科的手術によって顎を動かすことを伴うような場合(外科的矯正歯科治療)や、健康保険によって指定された疾患によって、噛み合わせの異常が起こっている場合の矯正歯科治療に限られています。

すなわち上の条件に当てはまらないとおおくの場合には、健康保険が適応できず、全額自費診療となるというのが現状です。

矯正歯科治療は、それぞれの患者さんで治療の内容が大きく異なってきます。比較的簡単な歯の移動で済むものから、いろいろな問題を抱えた複雑な治療が必要な場合もあります。そのため知立の期間も人それぞれということになります。それ故、費用も異なってきます。

自費診療ということで、歯科医院によっても費用が一定ということではありません。矯正歯科治療をお考えでしたら、一度相談に行かれることをお勧めします。この上で、ご自身の希望と、治療の見通し、治療期間、費用について十分納得出来るということが大変重要だと思います。

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