歯の豆知識

◇インプラント治療後のメンテナンスとは?寿命を延ばすためのコツ

毎日雨の日が続いていますが体調はいかがですか? 今日の「歯科の豆知識」お役に立てれば幸いです。

自分の歯と同じように噛めるインプラント。ストレスフリーで使えるからこそ、忘れてはいけないのが治療完了後のメンテナンスです。なぜメンテナンスを怠ってはいけないのか、具体的にやるべき内容とともに解説します。

■インプラントの寿命はメンテナンス次第

インプラントの寿命は、入れ歯やブリッジに比べ長いと言われています。とはいえ、適切なメンテナンスを行わないのは危険です。さまざまなトラブルの原因になり、インプラントの寿命が短くなる恐れもあるでしょう。

人工歯であるインプラントは、歯磨きを怠ったところで虫歯にはなりません。しかしその周辺に歯周病菌が発生すれば、インプラント周囲炎を発症してしまいます。症状が進行すればあごの骨にも影響が及び、インプラントを支える土台が駄目になってしまうでしょう。またインプラント装置の状態やかみ合わせも、時間の経過とともに少しずつ変化していくもの。異常を放置すれば、やはり装置を傷つける原因になります。

インプラントはきちんとメンテナンスをすれば、非常に長く使い続けられます。一般的な寿命は10~15年と言われていますが、なかには20年以上問題なく使い続ける方もいます。メンテナンスの重要性を理解して、適切に維持管理しましょう。

■インプラントのメンテナンスとは?

インプラントのメンテナンスは、決して難しいものではありません。セルフケアとプロケアをうまく組み合わせて、ベストな状態をキープしましょう。

セルフケアで重要なのは、毎日の歯磨きと歯間の清掃です。「虫歯にならないから」と油断は禁物。歯周病にならないよう、日々の汚れはしっかりと取り除きましょう。フロスや歯間ブラシを使えば、歯ブラシが届かない部分の汚れもきれいにできます。

一方プロケアとは、歯科クリニックで行うメンテナンスです。セルフケアをがんばっていても、どうしても残ってしまう汚れがあります。プロの手で定期的にクリーニングすることで、歯と歯茎の健康を守れるでしょう。虫歯や歯周病など、口腔内の異常が見つかった場合も初期段階で対処できます。インプラントの状態も確認するので、必要に応じてパーツの調整や交換が可能です。装置の不具合やかみ合わせの変化が生じている場合でも、素早く対応できるでしょう。

歯科クリニックでメンテナンスを受ける頻度は3~6か月に一度が目安です。最低でも半年に一度は受診しましょう。

■インプラント周囲炎には特に注意

インプラント治療後にもっとも注意するべきなのは、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎の特徴は、歯周病よりもはるかに進行が速いこと。また人工歯には神経が通っていないため、症状がかなり進行している場合でも痛みを感じないという特徴があります。

「少しくらいいいか」「特に問題はないから大丈夫だろう」とメンテナンスを怠っているうちに、手遅れになってしまうケースも少なくありません。自覚しづらい疾患だからこそ、プロの手と目を借りて予防に努めましょう。

日々のセルフケアのコツは人工歯とインプラントの境目部分をしっかりと磨くことです。歯ブラシを斜め45度の角度で当てて、境目に入り込んだ汚れをしっかりとかき出しましょう。ゴシゴシと力を入れてこする必要はありませんから、優しくお手入れしてみてください。歯磨きはできるだけ細かく動かし、1本1本の歯を丁寧にお手入れしていくのがポイントです。

インプラント周囲炎を予防するためのセルフケアのコツは、歯科医院でも教えています。歯磨きの当て方や動かし方まで、実践しながら学習可能です。不安な点やわからないことがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。

■インプラント治療後のメンテナンスは必須

インプラントは、手術をして人工歯をかぶせて終わりではありません。長く快適に使い続けるためには、日々のメンテナンスが必須です。自分の歯を守るのと同じように、インプラントもしっかりとお手入れしていきましょう。

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